道場の皆様へ

                                                                                                                                 令和319

                                                                                                                         館長 滝澤建治

年末年始は穏やかなお天気が続き、青空のもとで新年を迎えました。

道場恒例の正月3日の「新春初稽古会」は、今回節目の50回目を迎える予定でしたが、「蜜」を避けるために、残念ながら「中止」をさせていただきました。

そして、9日から通常稽古の開始を準備してまいりましたが、事態は好転せず、「緊急事態宣言」が出されたことに合わせ、道場は一か月間の休館をすることとなってしまいました。

休館については、今まで以上の注意を払いながら、少人数に分け・時間を変更し・時間を区切り・稽古方法の変更等、検討をしてみましたが、適切な稽古方法は見いだせず、思い切って「稽古の中断」を決断いたしました。

 

次に二つのご連絡を致します。

  1.  今年の道場の標語は「挑戦」としましたので、お知らせいたします。「挑戦」と聞くと〔戦いをいどむ〕と解釈される方が多いと思いますが、もう一つの意味に〔困難なことに立ち向かう〕があります。
    道場のホームページには既に≪困難なことに立ち向かう「挑戦」≫の文字を、今年の標語として掲載してあります。
    コロナウイルスの感染拡大によって、大会や講習会の中止・学校や職場の行事の中止・その他、いろいろと心が乱されることが出てきます。そして、ご自身やご家族の感染も無いこととは言えません。予想していなかった困難が襲ってきたとき、心挫けることなく立ち向かって行く「挑戦」の強い気持ちを忘れないで進みましょう。

  2.  休館中に「忘れないこと」、それは「素振り」です。

    昨年、稽古が3か月間お休みとなり、6月から再開した時の稽古を思い出してください。休み中に毎日素振りを続けていた人は、一目で分かるほど剣道が良くなっていました。今回の休みも「自分の地力をつける良い機会」と考えて素振りを続けてください。
    昨年6月から始まった「館長講話」で、素振りの種類・正しい素振り・素振りの効果、そして、足捌き・気合についても詳しく説明いたしました。思い出していただいて、「この際自分の剣道を高めてみよう!」と思いながら、正しい素振りに挑戦して下さい。
    (素振りの仕方が良く分からない人は、いつでも道場に聞きに来てください) 

道場の皆さん、ご家族の皆さん、休館中も健康に気を付けて元気にお過ごし下さい。